いつか海外移住 メリット・デメリット

いつかは海外移住してみたいな～

海外移住って魅力ありませんか？近年では税金面の対策などの理由で、海外移住する人が増えているなんて話も聞きます。

筆者の家庭ではベトナムに赴任していたこともあり、将来の夢として、海外移住をしたいと思っています。海外の生活って、不便なこともありますが、自由で快活で楽しいです。

今回の記事は、移住希望者としての筆者が、将来のために海外移住の概要を調べたものです。

この記事を読むメリット

海外移住のメリット、デメリット、手続きなどの概要を知ることができます。

近年の海外移住の動向
海外移住の金銭面のメリット
1. 税金面のメリット
2. 生活支出面のメリット
海外移住のデメリット
海外移住先を選ぶ際の留意事項
海外移住の手続き
人気の海外移住先
まとめ

近年の海外移住の動向

海外移住とは、永住権やリタイアメントビザなどを取得して、生活の拠点を海外に移すことです。

グローバル化が進む昨今、海外移住者数は毎年増加傾向にあります。下の図は、2021年の外務省の調査結果ですが、海外移住している日本人永住者の数は、年々増加し、2021年には50万人を超えています。

海外に移住する理由としては、「物価の安い国でゆとりある生活を送りたい」、「日本特有の面倒くささから解放されたい」、「そもそも海外が好き」、「キャリアアップの機会にしたい」など様々と思います。

海外移住の金銭面のメリット

海外移住で金銭面のメリットってどういうこと？

税金面のメリット

海外移住には、税金面でのメリットがあります。

以下では、主な税金面のメリットについて解説します。ただし、これらの税金面のメリットを享受するためには、移住先の税制に詳しくなる必要があります。

また、税務に関する知識が不十分だと、誤った申告をしてしまう可能性があるため、税理士などの専門家のアドバイスを受けることをお勧めします。

1．所得税の減税

移住先の国によっては、住民税、社会保険料、所得税などの税金負担が日本よりも軽い場合があります。例えば、アジア圏の一部の国や、南米、東欧などの一部の国では、外国人向けに税制優遇措置を設けています。また、アメリカやイギリスなどの先進国でも、所得税や資産税が日本よりも低い場合があります。

２．資産税の軽減

移住先の国によっては、不動産や株式などの資産に課税される資産税が日本よりも軽い場合があります。例えば、タイやインドネシアなどのアジア圏の国では、不動産資産に対して資産税を課していません。

３．世界的な納税義務

海外移住者は、日本国籍を持っている限り、日本国内で得た所得に対しては日本の所得税を支払う必要がありますが、海外移住後は、海外で得た所得に対しては、移住先の国の税制に従って税金を支払うことになります。ただし、日本と税務協定を結んでいる国の場合、二重課税を回避することができます。

４．海外資産の非課税措置

日本国内に居住している場合、海外の預金や株式などの資産に対しても課税されますが、海外に移住した場合は、日本国内にある場合と比べて、海外の預金や株式などの資産に対して非課税措置が適用される場合があります。

生活支出面のメリット

海外移住には、経済面でのメリットがあります。以下に、主なメリットを紹介します。

ただし、現地の経済状況や政策変更によって、メリットが変わる可能性があるため、移住先の経済状況には十分に注意する必要があります。

1.生活費の削減

一部の国では、日本よりも生活費が低い場合があります。例えば、東南アジアの一部の国では、住宅費や食費、交通費が日本よりも安価なため、同じ収入であれば、より豊かな生活をすることができます。また、医療費や教育費も低価格で提供される国があります。

2.通貨の価格差

海外移住先の通貨が日本円に比べて低い場合、日本円を移住先の通貨に両替して製つ勝つすることで、生活水準が向上することができます。

3.投資の機会

海外移住先には、日本にはない投資の機会がある場合があります。例えば、不動産や株式、通貨など、さまざまな投資先があり、収益を得ることができるかもしれません。

4.ビジネスのチャンス

海外移住先でビジネスを展開することで、新しい市場にアクセスし、ビジネスチャンスを増やすことができるかもしれません。例えば、観光地となっている国では、日本ではない独自のビジネスチャンスがある場合があります。

海外移住のデメリット

海外移住には、以下のようなデメリットも存在します。デメリットを事前に把握しておくことは、移住後のストレス軽減につながります。

また、現地の情報や生活に慣れるためには、現地の人々と交流することが重要です。とは言え、これらのストレスを心配されるような方は、そもそも移住を希望することはないと思いますが。

言語や文化の違いによるストレス：現地の言葉や文化に馴染むことができず、ストレスを感じることもあります。
家族や友人との会いにくくなる：家族や友人と離れ離れになることは、心理的な負担となることがあります。
生活環境の変化：住む場所や習慣、食文化などが変化するため、適応が必要となる場合があります。
医療サービスの差異：現地の医療サービスに慣れることができず、不安を感じることがあります。

海外移住先を選ぶ際の留意事項

海外移住先の国を選ぶ際に、以下のような事項・評価基準を考慮することが重要です。

ビザ取得の難易度：移住先のビザ取得の難易度やプロセスは、国によって大きく異なります。特に、専門的な職業やスキルが必要とされる場合は、ビザの取得が困難な場合があります。
生活費：移住先の生活費は、物価や住宅費、医療費、教育費、税金などを考慮して検討する必要があります。
食文化の違い：生活の楽しみの1つが食事です。ご自身に合う食事を食べれる国を調べてください。
文化的な違い：移住先の文化的な違いについても調査する必要があります。異なる言語、習慣、価値観、宗教などがある場合、適応するための時間や努力が必要です。
医療サービス：移住先の医療サービスの質やアクセス性、医療費の負担などが重要です。海外旅行保険や健康保険などを加入することも忘れずに検討してください。
セキュリティ：移住先の治安や犯罪率、自然災害なども考慮すべきポイントです。安全面を確保するために、住所や交通手段なども含めた情報収集が必要です。
経済的な成長：移住先の国の経済成長率や就業機会の動向も重要な要素です。また、移住先の投資環境やビジネスチャンス、企業文化なども評価の対象となるでしょう。
自然環境：自然環境の美しさや豊かさ、気候や季節なども重要な評価基準の一つです。移住先でのライフスタイルを考える上でも、必ず確認しておきましょう。
距離・時差：移住するとは言え、日本の友人・親族と連絡を取ることや、日本に行き来することはあります。なるべく時差が少なく、日本から近いと何かと便利です。

これらの要素を考慮して、自分にとって最適な海外移住先を選択することが大切です。

また、現地での生活や仕事の情報を入手することも重要です。これらの情報を入手する方法には、現地在住の人からの情報や、オンライン上のコミュニティへの参加、現地の不動産業者や移住サポート業者との連絡、または現地の政府機関の情報提供などがあります。可能であれば、一度は移住先を訪問して自分自身で情報収集することも推奨されます。

以上のような要素を総合的に考慮して、自分自身にとって最適な海外移住先を選ぶことが重要です。移住前には、周囲の人々にも相談し、可能な限り情報収集を行い、慎重に判断するようにしましょう。