海外赴任に家族を帯同するメリット 豊かな人生に

海外の仕事

海外赴任に家族同行するのって、大変じゃないかな

海外赴任することが決まった方にとって、悩むのが家族を帯同させるかどうか。

家族と一緒にいたいけど、家族は赴任先の生活に慣れるのか?、お子さんがいる場合に十分な教育を受けさせることはできるか?など悩みは尽きません。

実際に筆者の知り合いの家庭では、奥様が現地の生活に慣れず、途中で家族を日本に帰して、単身赴任に切り替えたケースもありました。確かに、このような懸念はあります。

家族対応を強くおすすめする。家族との絆が深まるよ。

しかし、筆者は自ら及び他の家族の経験から、「家族帯同の海外赴任」をおすすめします。家族を帯同することで、家族と濃厚で豊かな時間を過ごすことができるはずです。

海外赴任で実感できる家族との密接で豊かな時間とは
  • 日本にいる時に比べて、家族と過ごす時間・頻度が増えます
  • 海外では家族が互いに頼りながら生活するため、信頼度が増します
  • 家族旅行に行く機会が増えます

海外赴任に家族帯同するメリットとデメリット

筆者は家族と濃厚で豊かな時間を過ごすことができるので、家族帯同をおすすめしています。とは言え、家族帯同にはその他のメリットやデメリットもあります。

家族帯同のメリット

  • 繰り返しになってしまいますが、家族と濃厚で豊かな時間を過ごすことができます。
  • 海外赴任者は、慣れない生活環境・仕事環境にさらされるため、中にはメンタルをやられてしまします。そのような際、近くに家族がいれば、ストレスを低減することができます
  • お子さんにとっては、多様な文化に触れる機会となり、語学も習得することができるので、グローバル化に繋がります

家族帯同のデメリット

(1)子供の教育・受験

お子さんの教育は心配の種だと思います。特に数年後には受験を控えている子供にとっては、日本の受験に対応できる教育を受けることができるか、心配は絶えません。

ただし、日本人学校やインターナショナルスクールがあれば、教育面の心配はほぼ解消できます。特に日本人学校があれば、日本での教育と同等の授業を受けられるので、受験にも対応できます

さらに、海外の塾や、オンラインの塾も充実しているので、それほど心配する必要はありません。

むしろ、「帰国子女」として受験できるメリットのほうが大きいかもしれません。海外での教育以上と帰国子女受験については、以下の記事を見てください。

安心できる海外での塾選び-海外赴任者の中学・高校受験対策-

帰国子女受験を実施している中学校【2022年度事例】

意識の持ち方次第で、メリットにも、デメリットにもなりえるよ

(2)金銭的なデメリット

家族帯同の場合、教育補助や航空券代など増えるため、会社からの手当ての総額は、単身赴任に比べて増えます。

しかし、これら増えた手当は、右から左へと消えていくため、手元には残りません。むしろ補助率が100%でない場合は、若干の自己負担が発生します。

また、単身赴任者には単身赴任手当が出ることが多いので、手元に残るお金では、単身赴任のほうが家族帯同よりも多くなるケースが多いです。

確かに単身赴任に比べれば、不利かもしれません。しかし、日本にいる時と比べたらどうでしょう。家族帯同であったとしても、きっと手元に残るお金は増えているはずです。必ずしも家族帯同に金銭的なデメリットがあるとまでは言うことはできません。

なんだかんだ言っても、赴任先ではぜいたくな暮らしができるよ。

(3)配偶者のキャリア中断

配偶者が仕事をしている場合、その仕事を中止しなければなりません。特に企業に就職している場合は退職や休職せざるを得ず、せっかくのキャリアが中断してしまします。

これは確かにデメリットです。ただし、在宅ワークが普及した近年では、海外にいながら在宅ワークするなんて選択肢も出てくると思います。

一度会社と相談することをおすすめします。

ちなみに筆者の部下は、ご主人が海外赴任となり退職しましたが、こちらから「海外からの在宅ワーク」を提案しました。結局はご主人の会社のルール上、難しいとのことでしたが。。。時代は常に変わっています。

家族と濃厚で豊かな時間を過ごせる理由

(1)なぜ家族と過ごす時間・頻度が増える?

日本にいる時は、友人もたくさんおり、親類たちとも簡単に会えます。

しかし、海外では、日本に比べ友人の数は少なく、付き合いなども減ります。また、言語や安全面から、単独行動が少なくなる傾向があります

その結果として、家族で行動をする機会が、増える傾向にあります。

(2)なぜ家族が互いに頼りながら生活する?

最もわかりやすい例が、言葉の壁です。

例えば、英語圏の国で、お父さんだけが英語を話せる場合、家族は何かとお父さんを頼ることになります。家族に頼られるお父さんって、悪くないですよね。

(3)なぜ家族旅行が増えるの?

海外ではクリスマスや旧正月などの長期休暇があります。

現地の人はしっかり休暇を取るので、会社も休暇となります。当然ながら、赴任者もこの時期はしっかり休暇がとれます。長期休みには、近隣国などに家族旅行に行く家庭が多いです。

家族との海外旅行が、お手軽に行けるよ

「日本からの海外旅行というと遠い」ですが、陸続きの海外では、飛行機に1時間乗れば海外なんてことがざらにあります。海外旅行は日本人が考えるほど、遠いものではありません。

また海外旅行ではなくとも、その赴任国の観光地に旅行に行くことも多いです。筆者も海外赴任時のコロナ前は、海外旅行を2回、国内旅行を1回しました。一生残る大切な思い出です

まとめ

家族を海外赴任に帯同するには、教育面、金銭面、配偶者のキャリア中断などのデメリットがあります。また家族が海外の生活や文化に慣れるのか、心配もあります。

確かにそれは事実ですが、家族を帯同することで得られる、「家族との一体感」、「様々な思い出」は代えがたいものがあります。筆者自身、心の底から家族を帯同してよかった思っています

筆者は家族を帯同したことで、すごく豊かな時間を送ることができたよ

もし家族帯同を迷うのであれば、ぜひ帯同してみてください。もし生活に慣れないなどの理由でダメであれば、途中で家族を日本に返せばよいだけの話です。

家族が海外に慣れなかったら、途中で日本に帰せばいいだけの話だよ。

家族を帯同することで、海外で家族と濃厚で豊かな時間を過ごしてください。

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