海外赴任者=セレブ生活?海外赴任のお金事情

海外の仕事

海外赴任は、給与が「日本でももらっていた時の1.5倍程度になる」、極端な例では「家が建つ」なんて話を聞くけど、本当なの?

「家が建つ」は極端だけど、約1.5倍はそうかもしれない。

筆者は20年にわたり海外業務に従事し、その中でベトナムに4年半、海外赴任しました。その経験から、海外赴任者のお金事情を紹介したいと思います。

海外赴任者のお金事情
  • 海外赴任でもらえるお金で大きく差がつくのが各種手当
  • もらえるお金は、結局所属している会社によるけど、大手企業ほど多い印象
  • 日本の税金がかからなくなる
  • 家が建つは極端すぎるけど、1.5倍はあるかも
  • 特に、東南アジアなど物価の安い国では、ぜいたくな暮らしが可能

海外との物価比較は、以下の記事でも紹介しているよ。

海外赴任者の給与について

海外赴任は、高い給与を受け取ることができるという魅力があります。しかし、その給与額は国や地域によって大きく異なります。例えば、欧米諸国や中東では、給与が高い傾向にありますが、アジアなどと比べると物価も高く、手取りの金額はあまり変わらないことがあります。

また、海外赴任者の給与は、国内で働く人と比較すると高い場合が多いですが、その分、税金や社会保険料も高くなる場合があります。

海外赴任者が受けられる手当について

海外赴任でもらえるお金が大きく差がつくのが各種手当だよ

そして大企業ほど充実している印象だね。

海外赴任者が受け取ることができる手当には、住宅手当、教育手当、移動手当などがあります。住宅手当は、現地での住居費を補助するために支給されます。教育手当は、現地で子供が学校に通うために必要な費用を支援する手当です。移動手当は、現地での移動費用を補助するために支給されます。

海外赴任者による見られる手当・福利厚生
・住宅手当
・教育手当
・移動手当(車・ガソリン)
・ハードシップ手当
・福利厚生としてのゴルフ会員権など

ただし、これらの手当を受け取るには、一定の条件があります。例えば、住宅手当は、会社が指定する住居に住まなければならない場合があります。教育手当は、子供が現地の学校に通う必要がある場合に支給されます。移動手当は、公共交通機関を利用することが条件となる場合があります。

手当は、大手企業ほど充実している印象です。

現地での生活費や物価について

欧米では給与や手当も高くなるけど、生活費も高い。

相対的に日本にいる時よりも、厳しい生活なるケースも。。。

海外赴任なのに、日本よりも生活が厳しくなるケースがあるなんて。。。

そんなの最悪じゃん

現地での生活費や物価を把握することが、非常に重要です。物価が高い場合には、手取りが多くても生活水準が低くなることがあります。現地の食事、住宅、交通、エンターテイメントなどの費用を把握し、予算を立てることが必要です。また、現地での節約術やお金の使い方のコツも知っておくと良いでしょう。例えば、現地のスーパーや市場で食材を購入したり、地元のレストランで食事をすることで、節約できます。筆者の場合、ローカルの市場でエビなどの海鮮を買っていました。値段も役位上に、海外にいる感が出て楽しかったです。また、公共交通機関を利用することで、車両の購入や燃料代を節約することができます。筆者も、高速バスを頻繁に利用していました。

現地での生活費が高い場合には、予算の管理が必要です。特に、医療費や保険料などの固定費が高い場合は、十分な備えが必要です。ただし、現地の法律に詳しくなることで、余計な出費を抑えることができます。

物価指標の一つ:ビックマック指数

国ごとの物価の違いを示す指標の一つが、「ビッグマック指数」です。これは、マクドナルドの「ビッグマック」の価格を世界中の国で比較することで、物価水準の差を表す指標です。ビッグマックは、基本的に世界中で同等の商品が提供されているため、容易に国ごとの物価の違いを比較できます。アメリカを100%として、国ごとに示した指標です。プラスはアメリカよりも高い、マイナスは安いという指標です。

出典:The Economist

2023年1月時点のビックマック指数をみると、日本のビッグマックの価格が410円であるのに対し、アメリカのビッグマックの価格は5.36USD(697円)です。ちなみにビックマック指数が最も高いスイスでは、6.70スイスフラン(802円)となり、日本の約2倍となります。ビッグマック指数はあくまで一つの指標であり、実際の生活に必要な物やサービスによっては、国ごとの物価の違いが大きく異なる場合もあります。そのため、ビッグマック指数を参考にしながら、現地の生活費や予算管理については、現地の情報を収集することが大切です。

海外赴任者の税金

海外赴任すると税金はどうなるの?

日本では所得税と住民税を納めれていると思います。仮に、年収を約800万円とすると、所得税の約160万円、住民税の約80万円、合計で約240万円を納めていることになります。しかし、海外赴任者は、日本では非居住者となるため、これらの税金がかかりません。

住民票を抜いてくることが前提だよ

海外赴任者は、日本の税金はかからないけど、滞在国で所得税などの税金を納めることになります。ただし、会社が現地の税金を負担してくれるところも多くあります。

海外赴任者がお金を管理する方法について

海外赴任においては、金融面の備えも重要です。例えば、海外での銀行口座の開設や、外貨両替に関する知識などが必要です。

銀行口座の開設

海外での生活費や収入の管理のためには、楽天銀行など日本の銀行口座を海外でも使うこともありますが、現地の銀行口座を開設することもあります。これは国によって、日本の銀行が使えるかによって、対応が分かれます。給与を現地の銀行口座でもらう場合、現地銀行の口座が必要です。

現地の銀行口座の開設・利用にあたっては、銀行の手数料や為替レートなど、日本と異なる点に注意が必要です。また、海外銀行口座の開設には、現地の法律や手続きなどが関わってくるため、事前に調査が必要です。

海外は日本に比べ、金利が高いこと多い。

現地口座で定期預金すると、思ってもみないほどお金が増えることがあるよ。

外貨両替に関する知識

給与を「ドル」や「円」などの現地の通貨以外でもらう場合、現地での日常生活のため、換金することになります。外貨の両替については、為替レートや手数料などが日々変化するため、知識が必要です。また、為替相場の変動によって、為替リスクが発生あります。

計画的な支出管理

海外赴任時は、食事会、小旅行など、生活が派手になりがちです。メイドさんや、ドライバーを雇っている方もおられます。せっかく多くのお金をもらえるのであれば、帰国後の生活も考えて、計画的に支出することがお薦めします。

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