日本の大学入学希望者必見!IB資格を活用して優位に立つ

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海外赴任者の皆さん、海外での生活を始める前に、子供たちの教育について考えることは大切です。特に、大学進学を考える場合、世界で認められた資格やプログラムを有する学校を選ぶことが重要です。今回の記事では、世界中で認められている「国際バカロレア(IB)プログラム」について紹介します。このプログラムは、海外のインターナショナルスクールで提供されており、大学進学において有利な条件を整えることができます。IBプログラムに興味がある方や、子供たちを海外で教育したいと考えている方は、ぜひこの記事をお読みください。

この記事を読むメリット
・国際バカロレア(IB)プログラムを理解できます。
・日本では77大学がIBプログラムを採用した入試制度を設けており、お子さんが有利な条件で受験できるかもしれません。

国際バカロレア(IB)プログラムの概要

そもそも国際バカロレア(IB)プログラムとは何か?

国際バカロレアプログラム(International Baccalaureate Programme、IBプログラム)は、スイスのジュネーブに本部を置く非営利団体「国際バカロレア機構(International Baccalaureate Organization、IBO)」によって運営されている教育プログラムです。現在、世界約150か国・地域で採用されており、大学進学に有利な資格として知られています。

IBプログラムには、アカデミック・コース(DP:Diploma Programme)、マイプロジェクト(MYP)、プライマリーイヤーズプログラム(PYP)の3つのコースがあります。アカデミック・コース(DP)は高校生向けのコース(16歳~19歳)で、所定のカリキュラムを2年間履修し、最終試験を経て所定の成績を収めると、国際的に認められる大学入学資格(IB資格)が取得可能なプログラムです。IB資格の取得には、アカデミック・コース(DP)のカリキュラムを全て履修し、外部評価(国際バカロレア試験等)及び内部評価を通じて、45点満点中、原則として24点以上を取得する必要があります。

すべてのインターナショナルスクールがIBプログラムに対応している?

海外のインターナショナルスクールがすべてIBに対応しているわけではありません。インターナショナルスクールによっては、IB以外の教育プログラムを採用している学校もあります。ただし、IBは世界中で広く採用されているプログラムであり、多くのインターナショナルスクールで採用されています。IBを導入している学校は、高い教育水準を維持するために厳しい審査を受けており、IBの認証を取得している学校であれば、有利な入試の以前に、質の高い教育を受けることができます。

IBプログラムと帰国子女の受験対策

IBプログラムは、海外で暮らしていた帰国子女にとっては、日本の高校と比べてよりグローバルな視野を持つことができる教育プログラムです。また、日本国内の大学ではIB資格の保持者に対して、優遇措置や別の入試制度を設けていることがあります

IBプログラムを有利に受講するためのポイント

IBプログラムのアカデミック・コース(DP:Diploma Programme)を受講しても、最終評価で45点中、24点以上取らないとIB資格大学入学資格)が取れません。海外のインターナショナルスクールでIBプログラムを受講する場合、以下のポイントを押さえることで、効率的に学習でき、高い成績が得られます。

  1. IBプログラムは、全ての科目が英語で行われるため、英語力の向上が求められます。授業中には、リスニングやスピーキングなど、英語に関する課題が多数出題されるため、英語力の向上を意識して学習することが大切です。
  2. IBプログラムには、必修科目として、Theory of Knowledge(TOK、知識の理論)、Extended Essay(EE,課題論文)、Creativity, Activity & Service(CAS、創造性・活動・奉仕)の3科目があります。この3つ必修科目は「探求型学習」と「全人的教育」を強調するIB教育の大きな特徴といえますが、日本人にはイメージできないと思います。学習の意図や背景を理解して、計画的に学習を進めることが重要です。
  3. IBプログラムでは、グループワークやプレゼンテーションなど、チームワークやコミュニケーション能力を磨くための課題が多くあります。自己表現能力や説得力、相手への配慮など、コミュニケーション能力を高めることが必要です。

IBプログラムのデメリット

IBプログラムは世界中で認められた優れた教育プログラムですが、われわれ日本人にとっては大変な面もあります。海外のインターナショナルスクールでIBプログラムを受講する際のデメリットや困難は以下の通りです。

  1. 海外のインターナショナルスクールのIBプログラムは、英語を中心に授業が行われるため、英語力が必要不可欠です。日本人生徒にとって、英語力不足がネックとなる場合があります。特に、科学や数学などの専門的な分野では、英語力がないと授業内容を理解するのが難しくなる可能性があります。
  2. 海外のインターナショナルスクールでは、異なる文化や環境に触れることができます。しかし、その反面、文化や習慣の違いから、学習環境やクラスメイトとのコミュニケーションなどでストレスを感じることがあるかもしれません。
  3. 海外のインターナショナルスクールの学費は、日本の私立学校よりも高額となる場合がほとんどです。経済的な負担は、小さくありません。

IBプログラムを活用した入試を導入している大学

2023年1月現在で、全国で77の大学がIBプログラムを活用した入試制度(IB入試)を導入しています文部科学省IB教育推進コンソーシアム事務局調べ)。77大学のリストは文部科学省の下のリンクから入手できます。皆さんの聞いたところある、一流抱く額も多く導入しています。

国際バカロレアを活用した大学入学者選抜例一覧(2023年1月時点)

まとめ

IBプログラムは、グローバルな視野を持ち、高い知的好奇心、創造性、問題解決能力を備えた子供たちを育成するための最先端の教育プログラムです。IB資格を取得することで、日本の大学入学試験において優位に立つことができます。また、IBプログラムを採用しているインターナショナルスクールでは、世界中から集まる多様な文化背景を持つ生徒たちとの交流ができ、異なる価値観を肌で感じることができます。さらに、IBプログラムを採用しているインターナショナルスクールは、教育水準が非常に高く、優秀な教員陣が揃っているため、子供たちが最高の教育を受けることができます。

海外赴任者の方々は、IBプログラムを採用しているインターナショナルスクールにお子さんを入学させることで、グローバルな教育とともに、子供たちが豊かな人生を送るための扉を開くことができます。

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