経験者が語る 海外赴任に選べれる人・求められる資質

海外の仕事

海外赴任あこがれるけど、どうしたら選ばれるの?

海外赴任者は現地スタッフの管理職になる

求められる資質は3つあるよ

海外赴任したいけど、どうしたら駐在員に選ばれるのかわからないという方は必見。

筆者は20年にわたり海外業務に従事し、その中でベトナムに4年半、海外赴任しました。海外業務/赴任時の経験と、管理職としての視点から、海外赴任に選ばれる人に求められる資質、海外赴任に選ばれるための準備などについて意見を述べます。

海外赴任者にもとめられる資質
  • マネージメント能力があること
  • グローバル人材であること
  • メンタルが強いこと

海外赴任者ってどんな人

海外赴任には憧れがあるけど、結局どんな仕事しているんだ???

筆者が見てきたケースでは、現地スタッフ/ワーカーの管理者として、現地法人の経営、製造ラインの統括、商品の販売管理、サービスの提供などを行っています。ポイントは、「管理者」であり、わかりやすく言えば、現地スタッフ/ワーカーの「管理職」です。

海外において、プレーヤーである平社員は、現地スタッフや現地ワーカーであることが多く、それをマネージする管理職が海外赴任者であることが多いですね。管理職のレベルは様々で、現地法人の社長から、いわゆるチームリーダーなど幅は広いです。

東南アジアなどでは、際立った技能を持っていない限り、単価の高い日本人を、わざわざプレーヤーでとして赴任させるメリットは、ほとんどないでしょうね。

なので、これまで経験の浅い社員が海外赴任者になっているような事例は、ほとんど見たことがありません。少なくとも数年は業務経験がある方が赴任者になっています。もし新入社員で海外赴任したいというのであれば、それは海外企業への就職や現地採用目指すべきです

海外赴任者の仕事は、現地スタッフ/ワーカーをマネージメントする管理職だよ。

海外赴任に選ばれる人に必要な資質

海外赴任者が管理者であることは分かったけど、じゃあどんなスキルや能力を持った人が選べれるの?

マネージメント能力があること

海外赴任者は、管理職として現地労働者をマネージメントしていくこと多いです当然のことながら、マネージメント能力が必要となります。またマネージメントするだけではなく、現地スタッフ/ワーカーと良好な関係を作れる能力も重要です。

グローバル人材であること

グルーバル人材と言っても曖昧ですが、異文化への受容能力や、英語などの外国語能力、外国人にも物おじしないコミュニケーション能力がある人材と思っています。また赴任先では、上司が現地の方の場合もあるので、偏屈な日本人意識(現地の方を下に見る)を持っていないことも重要です。

また、あえて外国語能力を先頭に書かなかったのは、赴任先の国によっては、日本語ー現地語の通訳を雇うので、外国語の能力がそれほど求められないことも。筆者が赴任していた、ベトナムでは日本語ーベトナム語の通訳を雇っていた会社が多く、英語が得意でない赴任者の方も多くいました。

ただし、外国語が重要であることには変わりないので、そこは誤解なく。

メンタルが強いこと

海外赴任は、ストレスが大きいです。例えば、言葉がしゃべれない、日本の常識が通じない、海外生活になじめない、ホームシックになるなど、数え上げればキリがありません。特に、日本の常識が通じないという問題に直面する方が多い。

そんな中、日本の本社や取引先などからは、「なぜそんなこともできないんだ!」と要求が来ることもあります。メンタルが強くないと、やってられません。

海外赴任で成功するための秘訣

この記事は、海外赴任に選ばれることを主目的にしていますが、その先の海外赴任後についても書いていきます。海外赴任で成功するための秘訣としては、

  1. 異文化理解の意識 海外赴任先では、異文化との接触が避けられません。現地の文化や価値観、ビジネススタイルを理解し、適応することが必要です。また、自身の文化や価値観を押し付けないようにすることも大切です。
  2. コミュニケーション能力の向上 海外赴任先では、言葉の壁や文化の違いがあるため、コミュニケーション能力が求められます。相手の文化や背景を理解し、相手が理解しやすい表現を用いることが大切です。
  3. 自己管理能力の向上 海外赴任では、自己管理能力が重要です。特に単身での赴任では、自身の体調管理やストレスマネジメント、時間管理などをしっかり行い、生活と仕事のバランスを保ちましょう。
  4. 柔軟性と対応力 海外赴任では、予期せぬトラブルや状況に直面することがあります。そのような場合には、柔軟性と対応力が求められます。プランBやプランCを用意しておき、適切な対応をすることが重要です。
  5. 継続的な学習と成長 海外赴任先では、新しい文化やビジネススタイルに触れることができます。そのような経験を活かし、継続的な学習と成長を意識しましょう。新しいスキルや知識を習得し、現地での業務に活かすことができます。またその後の、キャリアアップにつなげることもできます。」

海外赴任中に陥りがちなトラブルと対処法

海外赴任した人が現地に慣れず、戻ってくるなんて話も聞くけど・・・何が難しいの?

海外赴任中には、さまざまなトラブルに陥る可能性があります。典型的なトラブルと、筆者の経験に基づく、その対処法を紹介します。

  • 言葉の壁によるコミュニケーション不足 海外赴任先での言葉の壁により、コミュニケーション不足が生じることがあります。その場合には、簡単なフレーズや手話などを用い、相手とのコミュニケーションを取るようにしましょう。また、赴任先の国で流行っている歌などを覚え、カラオケなどで歌うと現地の方から非常に喜ばれます。また毎月、ケーキ代などを支払ってあげて、誕生日会を開催するのも効果的でした。
  • 文化の違いによるストレス 海外赴任先では、現地の文化や習慣に適応することが必要です。そのような適応過程でストレスを感じることがありますが、現地の文化や風習に関する情報を収集し、柔軟なマインドで臨むことが大切です。筆者は、現地スタッフ/ワーカーと食事をすることで、仲良くなり、相手やその国に対する理解を深めるようにしています
  • 健康面のトラブル 海外赴任中には、食生活や気候の変化などによる健康面のトラブルが起こることがあります。その場合には、すぐに現地の医療機関を利用するか、事前に準備しておいた薬を服用するなどして、適切に対処するようにしましょう。筆者は海外にいる時、意識的に日本にいる時よりも、1時間多く寝るようにしています。

海外赴任後のキャリアアップ

海外赴任自体がPRポイントなるので、その後のキャリアップにも繋がるぞ!

海外赴任は、キャリアアップにつながる貴重な経験です。海外でのビジネスや文化に触れることで、自分自身を成長させることができます。海外赴任の経験をアピールして社内で出世する、外資企業などへ転職する、現地ネットワークを利用してビジネスを起こすなど、人生の可能性を大きく広げてくれます。

  1. 海外での経験をアピール 海外赴任で得た経験やスキルは、自分自身の強みとしてアピールすることができます。例えば、海外での語学力や異文化コミュニケーション能力は、グローバルなビジネスにおいて必要なスキルです。また、海外での仕事で培ったマネジメント能力やチームビルディング能力も、キャリアアップにつながる重要な要素となります。
  2. 新しい分野への挑戦 海外赴任で得た経験やスキルを活かして、新しい分野に挑戦することもできます。海外での仕事で得た知識や経験を活かして、国内外のグローバル企業で働くこともできます。また、海外での仕事で得た知見を活かして、起業することもできます。
  3. 現地でのネットワーク構築 海外赴任中には、現地でのビジネスパートナーや同僚とのネットワークを構築することができます。帰国後には、そのネットワークを活用してビジネスチャンスを探したり、キャリアアップのための情報を得ることができます。

海外赴任に選ばれるための準備

絶対に海外赴任したーい!どんな準備をすればいいの?

  1. 言語力の向上:海外赴任先で使われる言語に堪能であることが望ましいです。必要に応じて、語学学校やオンラインの言語学習プログラムを利用して、言語力を向上させることが重要です。下の3つの準備に比べれば、誰でもすぐに取り掛かれる準備です。
  2. コミュニケーション能力の向上:海外赴任先でのコミュニケーション能力は、極めて重要な要素となります。SNSや地域コミュニティーなどを利用して、異なる文化や言語を持つ人々との接点を増やし、コミュニケーションスキルを向上させることが必要です。
  3. グローバルな経験の積み上げ:海外業務に関する経験を積むことも、海外赴任に選ばれるためのポイントとなります。日本にいながらでも、グローバルなプロジェクトに参加するなど、グローバルな経験を積んでおくことが大切です。
  4. 海外赴任先の文化・ビジネスマナーの理解:海外赴任先の文化やビジネスマナーを理解しておくことが大切です。もし、お勤めの会社で海外赴任先の国が固定されている場合、現地の文化や慣習に適応することができるように、事前に調べ学んでおくと良いでしょう。

最後に、筆者自身の経験から「海外赴任」は、すごく刺激的で楽しいです。

キャリアップにも繋がります。もちろん大変なこともありますが、「やっぱり海外って楽しい」と思えることが沢山あります。海外赴任者に必要な資質を理解し、準備することで、海外赴任へ一歩近づいてください。

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