海外の仕事に転職したいんだけど、失敗したくない!
海外であろうと国内であろうと同じ。自分の持っているスキルや経験を生かせる業界や職種を選ぼう。
グローバル化した現代社会において、海外で働くことは、キャリアアップの大きなチャンスです。実際に海外で働いている日本人も多くいます。
では、どうやって海外転職先を探したらよいのか、どんな準備をしたらよいのか。。。
筆者は20年にわたり海外業務に従事し、その中でベトナムに4年半、海外赴任しました。また管理職として、多くの中途採用の方の審査/面接を行ってきました。その経験から、海外転職先の選び方を紹介します。
業界や職種の選定方法
転職先の業種って、どうやって選んだらいいんだろう?
海外への転職を考える場合、業界や職種の選定が重要なポイントです。自分に合った業界や職種を選ぶためには、以下のポイントに注意して、転職先を選定しましょう。
- 自分が持っているスキルや経験 まずは、自分が持っているスキルやこれまでの経験を再評価しましょう。資格や自分が得意とする分野・経験を活かすことができる職種を選ぶことができれば、スムーズな転職につながります。
- 選択した業界や職種の現地での市場価値 海外で働く場合には、自分が選んだ業界や職種の現地での市場価値を確認することが必要です。現地での市場価値が高い職種や業界を選ぶことができれば、高い報酬やキャリアアップのチャンスが大きくなります。例えば、経済発展が著しい東南アジアなどでは、建設業や不動産業などのニーズが高いです。観光を主要産業としている国や地域では、昨今、和食料理人などの需要が高いです。
- 異業種への転職の可能性 異業種への転職も、海外で働く場合には考慮すべきポイントのひとつです。自分が持っているスキルや経験を活かせる異業種がある場合は、新しい分野にチャレンジすることで、自己成長につながる可能性があります。ただし、異業種の場合でも、ご自身のキャリア形成を念頭に入れて、無計画な転職は控えましょう。
異業種への転職はリスクがある。無謀なチャレンジは慎重に。
希望する国や地域の選定方法
転職先は、どこの国がいいんだろう?
海外転職を考える上で、希望する国や地域を選ぶことも重要です。自分に合った国や地域を選ぶためには、以下のようなポイントに注意して選定することが大切です。
- 自分に合った国や地域の選び方 自分自身がどのような環境で働きたいのか、どのようなライフスタイルを送りたいのかという点を明確にすることが必要です。たとえば、海外で働く理由が給料の高さやキャリアアップの可能性にある場合は、経済成長が著しいアジア地域を選ぶのもひとつの方法です。また、文化や言語に興味がある場合は、ヨーロッパや南米などの異文化体験ができる地域を選ぶこともできます。
- 経済情勢や政治情勢の把握 選んだ国や地域の経済情勢や政治情勢を把握することも重要です。たとえば、海外で働く場合には、税制や社会保障制度が日本と異なるため、給与計算や保険などの手続きに注意する必要があります。また、政治情勢が不安定な国や地域では、安全面のリスクも考慮する必要があります。
- 文化やライフスタイルの違いを理解 海外で働く場合には、文化やライフスタイル、コミュニケーション、ビジネスマナーが異なります。個人的には、食事は重要なポイントで、必須チェックポイントです。
日系企業の国別の海外進出動向は、以下にまとめているので、どういった国に日系企業を進出しているか知りたい方は、ご覧ください。
海外求人情報の収集方法
海外転職は情報収集が難しいので、求人情報サイトやエージェントを積極的に活用しよう。
海外での転職を考える場合、いかにして質の良い求人情報を収集できるかが、成否を大きく分けます。結論から言えば、求人情報サイトやエージェントに登録しましょう。
- 求人情報サイトやエージェントの活用 求人情報サイトやエージェントは、海外での転職において頼りになる情報源です。現地の求人情報を収集することができるほか、アドバイスやサポートを受けることも可能です。
- ネットワークの活用方法 自分が希望する職種や業界について、現地で働く日本人や現地人とネットワークを築くことも重要です。ネットワークを通じて、求人情報を収集したり、アドバイスや情報交換を行ったりすることができます。
海外求人情報の確認と転職エージェントの有効活用
求人情報を収集したら、その情報を詳しく確認することが必要です。求人情報には、職務内容、募集条件、給与などの詳細が記載されています。その情報をもとに、自分が希望する職種や業界、給与などが合致しているかどうかを確認する必要があります。
海外では、いわゆる「ジョブ型雇用」なので、職務内容と給与のチェックは超重要です。
また、応募方法についても検討する必要があります。求人情報には、応募方法が記載されている場合がありますが、記載されていない場合は、エージェントを通じて応募することができます。応募方法については、事前に確認しておくことが重要です。
海外での転職においては、単なる情報源でなく、いかにしてエージェントを活用するかが非常に重要です。エージェントは、自分に合った求人情報を紹介してくれるだけでなく、就労ビザの取得や面接対策などの支援を行ってくれることもあります。
エージェントには、登録や手数料がかかることがあるため、事前に詳細を確認しておくことが必要です。また、複数のエージェントを活用することで、より多くの求人情報を収集することができます。
まとめ
最後に、海外での仕事は、すごく刺激的で楽しいです。もちろん大変なこともありますが、「やっぱり海外って楽しい」と思えることが沢山あります。まずは自分を見つめなおし、持っているスキルや経験を生かせる業界や職種で、エージェントや求人情報サイトを活用して、転職活動にチャレンジしてみましょう。
無謀な転職はいけませんが、一度しかない人生です。自分のしたいことを実現して、楽しい人生をおくりましょう。
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