海外の空港で、どんなトラブルに遭ったことがある?
色々な場面で、空港職員等からお金をせびられることが多いね。空港は大っ嫌い!
海外での空港では、いろいろなトラブルに遭遇することがあります。
目的地の空港に到着して、トラブルに遭うと出鼻をくじかれたようで、仕事や旅行のモチベーションが上がりません。帰国時の空港でのトラブルは、嫌な思い出として残ります。
この記事を読めば、想定されるトラブルを予見でき、慌てずに対応することができるようになるぞ
今回紹介するトラブルは、主に経済的に貧しい国の空港で発生することが多いです。ただし、まれに先進国の空港でも発生します。
筆者は約20年間、海外での仕事に従事し、年間10回弱の海外出張をしています。本記事は実際に筆者や同僚が出くわした事例を紹介したものです。
入国時の税関荷物チェックに用心
入国時の税関で、税関申告書を提出する際にトラブルに巻き込まれることがあります。
このトラブルは、本当に多い。筆者も何度も遭遇しています。
税関では違法な物品が持ち込まれていないか、免税額以上の商品を持ち込んでいないかを確認します。
例えば、日本の場合はお酒は3本までが免税で、それ以上に持ち込む場合は、税関で関税を納める必要があります。
ここで言いがかりをつけて、旅行者からお金をせびろうとする空港職員がいます。スーツケースを開けさせて中身を確認して、「これは何だ、あれは何だ」と質問を浴びせかけてきます。
そして、問題があろうとなかろうと、「チップ、チップ」と言ってきて、お金を要求してくることがあります。
さらに面倒くさいのが、重箱の隅を突っ込んでくるようなことを言う場合です。
例えば、アフリカのナイジェリアでは、「食べ物(Food)」が持ち込み禁止になっています。お味噌汁って、確かに「食べ物(Food)」ですが、その程度のものを指摘するか~って感じです。
お金を要求してくる悪質な職員の目的は、お小遣いが欲しいだけなので、ダメもとでいろいろ言ってきます。以前は、「もう二度と入国できないようにするぞ」、なんてことも言われました。
対応に時間がかかって面倒ではありますが、毅然と断りましょう。
言いがかりで罰則を受ける事なんてないよ。恐れないで
出国時のセキュリティチェックに用心
セキュリティチェックでもトラブルに遭うことがあります。
このトラブルは、数回出くわしたことがあります。
空港によってですが、セキュリティチェックの横に個室ボックスなどが設置してあります。服を脱がせて、調べるためだと思います。
ちょうどイスラム教のラマダンの時期に、アフリカのスーダンから帰国しました。その際セキュリティチェックで、個室ボックスに通されました。
個室の中では、筆者と空港職員だけ。
その時に、「チップ、チップ」。来ました!「ラマダンのお祝いだ、チップ、チップ」
個室ボックスで二人だけ、もめるのも正直怖いので、お祝いだと言って、数ドル渡して逃げました。
怖い思いをするくらいなら、払って済ませてしまおう
セキュリティーチェックのトレイの貴重品に注意
セキュリティチェックの別パターンです。
これは同僚の話で、非常にまれなケースです。
空港のセキュリティチェックでは、財布や時計、スマフォなどをX線検査機に通すために、ターンテーブルのトレーに載せました。
なんと、X線検査機から出てきたお財布の中身が減っていたんです。
当然ながら、すぐには気が付かず、後でお財布を開けたときに気が付いたけど、後の祭りです。セキュリティーチェックの場で、財布の中身を確認する人なんていないですからね。
噂話ですが、携帯や時計がなくなるなんてこともあるようです。
筆者は、財布、時計、携帯などの貴重品は、すべてバッグに入れて、トレーに載せます。
絶対に安心と言うわけではないですが、バッグに入れるだけで、盗まれる可能性は下がるはずです。
荷物を運んでくれるポーターにも用心
海外の空港では、ホテルなどと同様に、スーツケースなどを運んでくれるポーターがいることが多いです。
ポーターはスーツケースを運んで、チップをもらうのが仕事です。荷物が多い時は、筆者もポーターにスーツケースを渡して運んでもらいます。
悪質なポーターは、お願いもしていないの筆者からスーツケースを取って運び、チップを要求してきます。
このトラブルは、本当に多い。筆者も何度も遭遇しています
運ぶことをお願いしていないのに。
一応、荷物を運んでもらっているとはいえ、気持ちが悪いです。
今では、ポーターがスーツケースを筆者から取っていこうとしたときは、絶対に渡しません。取られても奪い返します。
スーツケースを持って行こうとしても、絶対に渡さない!
チェックイン時の荷物のタグは絶対もらって!
空港で空港職員にスーツケースごと取られた(かもしれない)ことがあります。
空港でスーツケースを取られたって、どういうこと?
マレーシアからベトナムへの移動の時でした。空港のチェックインカウンターで、スーツケースを預けました。
本来であれば、あとはベトナムの空港でスーツケースを受け取るだけです。ところが、ベトナムの空港で、いくら待ってもスーツケースが出てこない。
空港職員に話して、探してもらおうとしたところ、スーツケースを預けた時にもらう「タグ」をもらっていなかったことに気が付きました。
確かに、普通であれば以下のような搭乗券の裏にタグが貼ってあるはず。。。
空港職員が航空会社職員に連絡をして調べてもらったところ、「スーツケースが預けた記録がない」とのこと。。。
スーツケースを預けていないことになっていた。
航空会社職員にスーツケースの色などの特徴を伝え、マレーシアの空港で迷子のスーツケースがないか調べてもらいましたが、出てきませんでした。
結局、1週間ほど待ちましたが、スーツケースは出てきませんでした。預けた記録がないため、補償もしてもらえませんでした。衣類から何からすべて失い、ひどい損害です。
これがミスで発生したのか、作為的にやられたものなのかは、証拠はなく定かではありません。
いずれにしろ、荷物のタグは絶対に受領したか、確認してください。
この記事のまとめ
海外の空港では、日本では考えられないようなトラブルが発生することがあります。
回避するには、どのようなトラブルあるのか知っておくことが肝要です。知ってさえいれば、ちょっとした気を回すだけで、大半のトラブルは回避できます。
具体的には、以下の通りです。
- 空港職員に言いがかりをつけられても慌てない。
- スーツケースを持って行かれそうになっても、渡さない。
- セキュリティチェック時に、お財布や時計などの貴重品は、バッグに入れる
皆さん、気を付けて海外出張・旅行を楽しんでください。
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