海外赴任者って、英語ペラペラなイメージがあるけど、実際はどうなの?
もちろん英語を話せる人が多いけど、中には話せない人もいるよ
海外赴任をしている人って英語が堪能ってイメージがありますよね?
海外で仕事や生活をしてる以上、語学は切っても切れない重要なツールです。とは言え、必ずしもみんなが英語ペラペラと言うわけではありません。
海外赴任者の中には、欧米人ですかってほど、流ちょうな英語をしゃべる人もいます。
筆者は20年以上、海外での仕事に携わっておりベトナムにも約4年半赴任をしていました。出張したことのある国は約30カ国で、海外で働く多くの日本人を見てきました。
アジアの非英語圏は、英語が話せない海外赴任者もかなりいるよ。
求められる英語のレベルは赴任先の国次第
海外赴任とはいっても、世界中にさまざまな国があります。
日系企業の海外拠点が多い上位5カ国は、1位中国、2位アメリカ、3位タイ、4位インド、5位ベトナムです。
上位5カ国で英語が共通言語なのは、アメリカとインドぐらいだね。
拠点数のトップ10の中では、アメリカ、インドの他には、8位のフィリピンが英語を使うぐらいです。当然ながら、英語圏の国への赴任するならば、高い英語力が求められます。
とは言え、海外赴任先の国は、皆さんが思っている以上に非英語圏が多いです。非英語圏の国では、必ずしも高い英語力が必要とはなりません。
英会話できなくても大丈夫な国もある
先ほどの日系企業の海外拠点数の上位5カ国のうち、中国、タイ、ベトナムは、それぞれの国の言語を持っています。
この3カ国においては、「英語」も「日本語」も、ともに外国語です。
こういった国では、どのみち通訳が必要なので、「日本語ー現地語」の通訳を雇えばよいだけです。
筆者が赴任していたベトナムでも、現地の日系企業では日本語のしゃべれるベトナム人を通訳として雇用している会社が多かったです。
このため、仕事の中で英語を話すことがない赴任者もかなりいました。
また筆者が3年間従事した中国のプロジェクトでは、日本語を話せる中国人を通訳として雇用していたいので、このプロジェクトでは英語を使うことはありませんでした。
一方で、拠点数7位のドイツ、10位のメキシコでは、当然、ドイツ語、スペイン語を話すことなります。日本語の通訳を雇えればよいですが、これらの国はアジアと違い日本語を話せる人が少ない。
したがって、「英語ードイツ語」や「英語ースペイン語」の通訳を介して、会話することになります。こうなると、ネイティブ並みである必要はないですが、高い英語力が必要です。
アジア以外の非英語圏では、英語ー現地語の通訳となるので、高い英語力が必須だよ
インド訛りの英語はわかりません
日系企業の海外拠点数4位のインドは、世界最大の人口を有し、言語も地域ごとにとこなります。このため共通言語として、英語が広くいきわたっています。
ですが、インドの英語は訛りがひどく、慣れるまではアメリカ人でも大変だと思います。
インドの英語は訛りがひどく、慣れるまでは何を言っているのかわかりません。
筆者は2年間、インドのプロジェクトに従事し、何度も出張しましたが、インド人の英語は聞き取るのが本当に大変。
インド訛りの英語は、粘っこいというか、粘質系というか、単語ごとの切れ目があいまいで、聞き取るのに苦労しました。
インドでの会議では、常に会社のインド人スタッフと一緒に参加して、英語で会話をしているにもかかわらず、時折通訳をしてもらっていました。
どういうことかと言うと、会社のインド人スタッフは、日本人の英語に慣れており、われわれが聴きやすい英語でしゃべってくれます。
インドは共通言語が英語なので、英会話は必須です。ただし、インド人の訛りがひどいので、欧米人がしゃべるような、流ちょうな英会話は必要ないです。
インドでは訛りがひどいので、流ちょうな英会話は、できなくでも問題なし
むしろ、インド訛りの英語に慣れる必要があります。
海外赴任者の英語の勉強方法
中国、タイ、ベトナムなど、アジアの非英語圏では、日本語通訳がいることが多いので、英語が出来なくてもどうにかなります。
とは言え、英語ができるほうが良いに決まっています。
非英語圏の海外赴任者が英語を勉強するのは、なかなか大変です。と言うのも、現地では参考書が買えず、日本人が通える英会話スクールも見たことがありません。
海外赴任者が英語、特に英会話を勉強するには、以下の方法がおすすめです。
他には、英語の映画やドラマを見るなんて方法もありますが、英会話は話してなんぼです。より多く、話した分だけ、英会話はうまくなります。
筆者も、海外の仕事を始めたころ、出張先で現地在住のアメリカ人等に英語の個人指導を受けていました。
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