【知らないとピンチ】カード会社の海外旅行保険の適用条件

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海外旅行保険付きのクレジットカードを持っているから、海外旅行でも保険はいらないと思っている方、多くないですか？

その海外旅行保険は、本当に持っているだけで保険が適用されるのですか？

クレジットカードの海外旅行保険の中には、持っているだけで保険が適用されるものと、何らかの条件をクリアーすると適用されるものの2種類があります。持っているだけと思い込んでいたら、条件付きで保険が適用されないなんて最悪の事態です。しっかり事前に確認をしましょう。

クレジットカード海外旅行保険の適用条件

クレジットカードの海外旅行保険の適用条件は、「自動付帯」と「利用付帯」の2種類があります。

• 自動付帯：カードを持っているだけで補償が受けられる
• 利用付帯：旅行代金の支払いなど、特定の条件を満たした際に補償が受けられる

当然ながら、「自動付帯」の方がユーザーにとっての利便性は高いです。だって、クレジットカードを持っているだけで、海外旅行保険が適用されるんだから。

利用付帯は簡単に言うと、適用条件付きの海外旅行保険です。適用条件は、クレジットカード会社によりますが、多くの場合が旅行代金の一部をそのクレジットカードで支払ったや、ツアーに限定など、というものです。

次からは、実際のクレジットカードでその条件を見ていきましょう。

適用条件の例　JALカードの場合（自動付帯）

海外旅行には、大半の方が飛行機を使うと思います。飛行機を運航しているJALのクレジットカードならば、使いやすい条件になっているのかな？

さすが海外旅行を促進したい立場のJALのカードだけあって、条件は「自動付帯（持っているだけでOK）」でした。では、補償内容はと言うと、

傷害死亡	傷害治療費	疾病治療費
1,000万円	対象外	対象外
傷害後遺症	救援者費用	携行品損害
40万円～1,000万円	100万円	対象外

傷害と疾病の治療費が対象外になっており、これでは安心して海外旅行には行けません。海外旅行保険を使うケースのうち、約70％は治療にかかるものですから。

適用条件の例　エポスカードの場合（利用付帯）

エポスカードの海外旅行保険は、「利用付帯」です。それでは、その条件はと言うと、「旅行代金をエポスカードで支払うこと」です。

旅行代金と言うとハードルが高そうですが、実際はそんなことはなく、旅行代金とは「パッケージツアーの料金、航空券、空港までの公共交通機関（鉄道、バス、タクシー）など」をさします。空港に行くための公共交通機関ならば、皆さん普通に利用すると思います。それをカードで払えばよいだけなんて、非常に低いハードルです。

では、補償内容が大したことないかと言うと、そんなことありません。

傷害死亡・後遺症	傷害治療費	疾病治療費
3,000万円	200万円	270万円
賠償責任	救援者費用	携行品損害
3,000万円	100万円	20万円

適用条件の例　楽天カードの場合（利用付帯）

楽天カードの海外旅行保険は、こちらも「利用付帯」です。その条件はと言うと、「パッケージツアーの代金を楽天カードで支払うこと」です。パッケージツアーに限定されてしまうと、相当範囲が狭まってしまいます。

では、補償内容はと言うと、エポスカードほどではないですが、それなりに充実しているので問題はないでしょう。

傷害死亡・後遺症	傷害治療費	疾病治療費
2,000万円	200万円	200万円
賠償責任	救援者費用	携行品損害
3,000万円	200万円	対象外

まとめ

本記事では、クレジットカードの海外旅行保険の適用条件を具体的に3つのカード会社の事例をもとに説明しました。この記事の結論としては、

• 自動付帯の海外旅行保険は、一般的に補償内容が薄く、これでは不安です。
• 利用付帯の海外旅行保険は、補償内容は充実していますが、適用条件が会社によって大きく異なります。

実際に海外旅行や出張に出かける方におすすめできるのは、